アボカドが好き。好きすぎて、タネから育ててみた。
アボカドが好き
10代の頃、アボカドと聞くとなぜか女性が食べるものだと考えていました。
全くの偏見なのですけどね。
そして、いま。
スーパーに行ってまず生鮮売り場で直行するところ、そこはアボカドです。
価格が安くなっていないか。食べごろのものが揃っているか。そんなことが気になって、ついつい見に行ってしまいます。
そして、だいたい1個か2個を買い物かごにやさしく入れて、満足して買い物を続けるのです。
アボカドについて
アボカドについて、少し語らせて下さい。
アボカドの生まれ育った場所は、中央アメリカ。
クスノキ科の植物で、大きいもので25m以上の大木にもなるそうです。
品種は一つだけかとおもいきや、なんと3,000種以上!
よく見かけるごつごつしたものは、ハス種。表面がツルッとしたものは、ベーコン種になります。
アボカドは一年を通して収穫できるのですが、旬は日本の冬から春にかけて。
オイル分をたっぷり含んだものが出まわります。
そんな通年で楽しめるアボカドですが、日本に出回っているもののほとんどはメキシコ産です。その他、アメリカ産が1割を占め、チリ産、ニュージーランド産がごく少量輸入している感じ。
輸入量を見てみると、およそ20年前(1993年)とくらべて、13倍に伸びていることがわかります。やはり、それだけアボカドが僕達の身近なものになってきていることが窺えます。
アボカドの栄養について
アボカドの栄養価が高いことはみなさんの知るところですけど、具体的に何が良いかというと以下の効果が期待できます。
- アンチエイジング
- 便秘解消
- 成人病予防
ひとつめのアンチエイジングですが、アボカドにはビタミンが豊富に含まれております。老化の原因ともなる活性酸素を抑制してくれるビタミンEやビタミンA、ビタミンCが主です。その他、ビタミンB群も入っているので美容効果も期待できるんだとか。
ふたつ目の便秘解消ですが、これは食物繊維が多く含まれていることを意味しています。意外や意外、果物の中でも群を抜いてアボカドは優秀なんです。
3つめの成人病予防ですが、アボカドの脂質のメインは不飽和脂肪酸であるオレイン酸。アボカドは脂質が高いイメージであるのは間違いないことです。しかし、実はその脂質は不飽和脂肪酸のため、身体には非常に良い良質なオイルなのです。オレイン酸は悪玉コレステロールを減らしてくれる効果が期待できるので成人病の予防にもなります。
好きすぎてタネから育ててみました。
アボカドを調理するときに取り除く丸いタネ。
コロットしていて、可愛らしいのですが、実はこのタネ。
僕達でも育てることが出来るのです。知らなかった。
ということで、将来は自作のアボカドで料理ができる野望を抱きつつ、タネから育ててみました。用意するのは
- アボカドのタネ
- つまようじ
- コップ
栽培は非常に簡単です。
- タネをよく洗う。果肉の部分が残っていたほうが発芽しやすいイメージですが、実はその逆。発芽抑制物質が含まれているのでしっかり洗って下さい。
- つまようじを腰辺りに刺す。つまようじを3,4本タネの腰の部分にバランスよく指します。これは水に溺れないようにコップの縁で支えるための役割をします。
- 毎日水を入れ替える。 コップに載せて、水をおしりに浸かる程度に入れます。そしたら、毎日キレイな水に取り替えてあげるのです。
これだけで良いのですが、発芽するには思いの外時間がかかりました。僕の場合、春先から始めて4週間後くらいかな?ダメになったものもあるのでいくつかのタネで試したほうが良いかと思います。
これは4週間後くらいにちょろっと発芽したタネ。
発芽してからの生長はあれよあれよというまに伸びていきました。
これは植え替えてからのものです(赤玉を使用)。数日でこの程度まで大きくなってます。いまは、植え替えてから4週間ほど経ってますが、長さがおよそ20cmにまで伸びています。
このようにとても簡単に育てられるので、アボカドを普段料理に使っている人は、観葉植物として、あるいは僕のようにいずれ実を付けて食べる...なんていう野望を持って、育ててみるといいかもしれません。
参考文献
アボカドバンザイ!―アボカドをもっとおいしく、楽しく味わう本 (ハッピータイムブックス)
- 出版社/メーカー: 地球丸
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
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コチラの記事も
アボカド―露地でつくれる熱帯果樹の栽培と利用 (新特産シリーズ)
- 作者: 米本仁巳
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 2007/03
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